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多頭

嗚咽


今日もあの子の嘆きが目に入る。
 いいな、いいな
 悲しいな
一喜一憂が目に見えるように流れてきて
きっとタイミングを同じくするわたしの
代弁のような気さえしてきてしまう…
それはまったくの気のせいなのだけれど。

一方で、そうやって感じたままを躊躇いもせず
見える場所へ吐き出せるのをうらやましいとも思う。
苦しくても妬ましくても、愛しくても恋しくても
それだけでいっぱいになってしまえることを。
 私だけを見て!
 もっと構って!
 もっと欲して!
 もっともっと!
そこらじゅうで声を上げてテーブルを叩く音に
耳を塞ぎたくなってしまう。

私の口から漏れるのは、言の葉でなく嗚咽。

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放射


「嫉妬」というのは
主従に限らずとも
よくテーマになる。

私はきっと、人一倍嫉妬深い。
誰より嫉妬深いメスだ。

しかし、だからと言って
私はお相手を独占したいとは思わない。
なぜなら1対1で完結してしまう
関係性ほど退屈なものはないと
考えているから。
お相手に向かう線は一本ではない、
放射状に発する先が行き場を失うことになる。


独占とは、現在過去未来における
お相手のすべてを自分のみで
完結させるということ…
そんなことは物理的に不可能で、
それほどつまらないことって、ない。

もっともっと溢れかえって
決して収まり切らないもので
あってほしいのに、自ら手折るような
ことをしては尻窄んでしまう。
様々な要素が混在し、
その存在を象ってくれるのだから。


私はもっとずっと先が見たい。
ご覧いただきたい。

だからご主人様がいい。

球体


ご主人様は多頭飼いをなさっているので
たまに他の奴隷さんたちの心境を
垣間見ることがある。

奴隷さんのおっしゃる「ご主人様」と
私の思い描くご主人様は同一人物なのに
まったくリンクしていない。
それはとても不思議だけれど、
そもそも誰かとまったく同じ関係性は
どこにも存在しないのだから当然と言えば
当然。

わざわざ何匹も飼う以上は、
それぞれになにかをご覧くださって
それを楽しんでいらっしゃるのだと
思うけれど。

社会生活を送るために、
人はいくつもの顔を持つ必要がある。

その他に奴隷の数だけ
お顔をお持ちになるのだろうか。

奴隷が「見たい」と望む顔を
見せてくださるのだろうか…
それはもう、球体。


お優しい方、ご主人様。

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